遺言・後見・死後事務委任 大阪の終活専門事務所 

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エンディングノートに絶対に書いてもらいたい事5選


みなさんこんにちは。
相続・終活・家族信託サポート有馬事務所です。
今回は「エンディングノートに絶対に書いてもらいたい事!」について解説します。

最近かなり一般的な言葉になりつつあるエンディングノートですが、何を書けばいいのか、何から書けばいいのか悩んでいる方をよくお見かけします。今回は終活のプロ目線で、絶対に書いておいてほしい事5選を紹介したいと思います。

まず1つ目はアレルギーについてです。

認知症になってしまったり、万が一の事があって入院したりしたときに、意外に分からないのがアレルギーの事。中には命に係わる症状が出るものもありますので、これは是非、書いておいてほしいものです。救急隊員が真っ先に確認するのがエンディングノートやおくすり手帳だ、という話を聞いたことがあります。

2つ目は生命保険の事です。

生命保険は基本的には請求しないと降りてこない保険です。遺された家族のために折角かけておいても、その存在が知られていなければかけ損になってしまいます。生命保険は原則3年間請求しなければ時効になってしまうので、掛けている場合は是非エンディングノートに書いておいてください。

3つ目は葬儀の積み立ての事です。

生命保険と同じ理由なのですが、こちらは生命保険よりもさらに遺族に見つかりにくい傾向にあります。というのも、通常お亡くなりになられた時は病院が葬儀屋を紹介してくれるので、遺族の精神状態とあいまって、事前に積み立てていた葬儀費用が忘れられてしまう事が考えられます。自分の葬式をこうしてほしいという希望がある場合も必ずエンディングノートに記しておきましょう。

4つ目は宗教の事です。

よくあるのが、別の土地から来ていた方がその土地で葬儀をしてしまい、地元のお寺や神社と喧嘩になってしまうパターンです。先祖代々地元のお寺が供養していたにも関わらず、他のお寺でお葬式を挙げたのならもううちではめんどうをみない。そう言われたという人の話を聞いたことがあります。自分の家の宗教は案外知らないものです。特に先祖代々の墓などがある場合は必ず書いておきましょう。

5つ目は遺言の事です。

遺言を作ったなら必ずその存在を書いておきましょう。特に自筆証書遺言(自分で作る手書きの遺言書)の場合は要注意です。財産分けが終わって数年後、遺品整理の時に遺言書が見つかったというのはよく聞く話です。法律上は相続人全員が遺言書の無効に同意しない限り、遺言書の内容が優先される事になります。つまり、せっかく相続人同士で財産分けについて合意したにも関わらず、遺言書が出てくると、相続のやり直しになってしまう可能性があるのです。争いをなくすために書いた遺言書が争いの火種になりかねませんので、遺言書を作成した場合は必ず遺言書がある事を記しておきましょう。

いかがでしたでしょうか。プロ目線で大切な5つの事、という風に書きましたが、あくまでもプロ目線であり、家族にとって必要な事はそれぞれ違うと思います。エンディングノートは何を書いてもいいものですので、どうかお気軽な気持ちで書いてください。その言葉に救われる家族が必ずいらっしゃいます。


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